「アスファルト」
冬は雪が降ったほうが暖かいらしい。
うろ覚えで誰かが言ったのを思い出した。
それは、俺に似てると思った。
千石がいて初めて自分の体温が戻ってくる。
隣にいるだけで鼓動が早くなる。
周りから見れば余裕がありそうに思うかも知らないけど実際余裕なんってない。
オレンジ色の髪が触れるだけでどきどき。
「東方」
名前を呼ばれれば自分の存在を改めて確認した。
もし、千石と出会っていなかったらいったい俺はどうなってたんだろう。
それって雪が降らない冬みたいなものか・・・・・。出会えた喜びだけが空に広がった。
yoshiyuki