「暗闇」





何でこんなに心が痛いのだろう。
暗やみなのかで一人ぽつんと座り込み涙を流す。
この痛みから逃げ出したくて必死でもがくけど、誰も助けてくれない。
暗やみでは一人っきりだった。









しかし亜久津と出会って人生観そのものが少しかわった。
人の痛みがわかる自分がいる。
暗い場所から少し抜け出した自分がいる。
亜久津の痛々しい傷をそっとなぞる。
ぴくんと亜久津の体が反応した。
そうやって、亜久津に触り体温を感じる。
すると不思議なくらいに体が軽くなる。
目の前の暗やみに光がさす。
今まで逃げてきたことに立ち向かえそうな気がした。
お互いをわかりあいながら、愛しながら・・・・・。
人は自分の心に光を受け入れることができるのではないだろうか。
先をみつめることに恐怖をおぼえる。
ただ一つ言えるのは亜久津はこのまま俺を捨てずにずっとずっと一緒にいてくれる。
って確信できるってことだけだ。












yoshiyuki